こんな症状はありませんか?
- 立ち上がりや歩き始めに膝が痛む
- 階段の上り下り、特に下りで痛む
- 正座や深くしゃがむ動作がつらい
- 膝が腫れる、熱っぽい、重だるい
- 膝が伸びきらない、曲げにくい
- 歩くと膝が不安定に感じる
動き始めの痛み
座った後の立ち上がりや、朝の歩き始めに痛みやこわばりが出ることがあります。
荷重時の痛み
歩行、階段、立ち仕事など、膝へ体重がかかる場面で症状が強くなることがあります。
曲げ伸ばしの制限
腫れや関節周囲のこわばりによって、膝が伸びにくい・曲げにくい状態になることがあります。
症状の波
日によって痛みが変わったり、使いすぎた後に一時的に腫れや痛みが増えたりすることがあります。
膝関節の仕組み
関節軟骨
大腿骨と脛骨の表面を覆い、骨同士が滑らかに動くのを助けます。
半月板
膝にかかる衝撃を分散し、関節の安定性を支える組織です。
滑膜・関節液
関節を包み、動きを滑らかにする関節液をつくります。炎症が起こると腫れや熱感が出ることがあります。
筋肉と靱帯
大腿四頭筋、ハムストリングス、ふくらはぎの筋肉や各靱帯が膝の安定と動作を支えます。
症状が起こる仕組み
※変形の程度だけで症状が決まるわけではありません。筋力、体重、活動量、股関節・足関節の動きなども関係します。股関節や足関節の可動域が低下すると、歩行や立ち座りの際に膝へ回旋ストレスが加わりやすくなり、膝への負担が増えることがあります。
正常な膝との違い

- 内側に負担が集まりやすい方では、内側の軟骨がすり減って関節のすき間が狭くなることがあります。
- 軟骨だけでなく、半月板、骨、滑膜、周囲の筋肉の状態も痛みに関係します。
- すべての痛みが画像だけで決まるわけではなく、動き方や炎症の程度もあわせて確認することが大切です。
痛みの出方と確認するポイント
| 確認する点 | 変形性膝関節症でみられやすい傾向 | 別の問題も考える場面 |
|---|---|---|
| 痛む場面 | 立ち上がり、歩行、階段、長時間の荷重 | ひねった直後の鋭い痛み、スポーツ中の受傷 |
| 朝のこわばり | 比較的短時間で軽くなることが多い | 長時間続く場合は炎症性疾患も確認 |
| 腫れ | 使いすぎや炎症で腫れることがある | 急激な強い腫れ、発熱、赤みが強い |
| 引っかかり | 動作中に音や軽い引っかかりを感じることがある | 完全に膝が動かない場合は半月板損傷などを確認 |
| 画像との関係 | 変形があっても痛みが軽い人もいる | 症状が強い場合は他の原因を含めて評価 |
まず病院を優先したいサイン
- 転倒やひねりの後から歩けないほど痛い
- 膝が急に大きく腫れた、赤く熱を持っている
- 発熱を伴う
- 膝が完全に伸びない・曲がらない
- 膝崩れを繰り返す、急に力が入らなくなった
- 安静にしていても強く痛み、夜も眠れない
- ふくらはぎが急に腫れ、息苦しさなどもある
これらがある場合は、鍼灸接骨院より先に整形外科・内科・救急外来などへご相談ください。
当院で確認すること
「変形があるから痛い」と決めつけず、膝の炎症や可動域、筋力、歩き方、股関節・足関節の動きまで確認します。特に股関節や足関節の可動域が低下していると、膝関節へ回旋の動きが加わりやすくなり、変形や痛みにつながる場合があるため、その連動も大切にみていきます。
腫れ・熱感・可動域
炎症の程度、膝がどこまで伸びるか・曲がるかを確認します。
筋力と安定性
大腿四頭筋やお尻の筋力、膝崩れや左右差を確認します。
歩行・階段動作
膝が内外へぶれないか、どこへ負担が集中しているかを確認します。
股関節・足関節
膝の上下にある関節の動きも確認し、膝だけに負担が集中していないかみます。
当院で行う施術について
危険なサインがなく当院で対応できると考えられる場合は、膝だけでなく、股関節・足関節・太もも・ふくらはぎの状態も確認し、状態に合わせて手技・ハイボルテージ・鍼灸を組み合わせます。
筋肉の緊張を和らげ、膝へ負担が集中しにくい状態をつくり、組織が回復しやすい環境を整えることを目的とします。
症状に応じて、膝の曲げ伸ばしや歩行に必要な筋力を保つための運動、階段・立ち上がり・歩き方の工夫もご案内します。
よくある質問
軟骨がすり減ったら元に戻りませんか?
画像上の変化を完全に元へ戻すことは簡単ではありませんが、痛みや動きやすさは軟骨だけで決まるわけではありません。炎症、筋力、可動域、体重、動作の負担を整えることで症状が変化する場合があります。
痛くても運動した方がいいですか?
強い腫れや熱感がある時に無理をする必要はありませんが、状態に合った運動は膝の機能維持に重要です。痛みを我慢して深く曲げるのではなく、できる範囲から行います。
レントゲンで変形があると言われました。必ず手術になりますか?
変形があっても、症状や生活への影響が軽ければ保存的に経過をみることがあります。痛みや機能低下が生活へ大きく影響し、保存的な対応で十分な改善が得られない場合は、整形外科で手術を含めて相談します。
サポーターは使った方がいいですか?
痛みの強い時期や歩行時の不安感に役立つ場合がありますが、種類や使い方が合わないと動きを妨げることもあります。状態に合わせて選ぶことが大切です。